カイロプラクティックの最大の役割は、脳・神経系の機能を高め、健康全般へ貢献すること。
その目的は、大人も子どもも変わりません。
なぜなら人間の心と身体は、胎児のときから100歳になっても常に脳・神経系によって管理されているからです。
乳・幼児期の身体の状態は、その後の人生における健康の基盤になるといっても過言ではありません。
実際、小児期のアレルギーなど健康上の問題が、大人になって不調の要素の1つになっていることも珍しくありません。
子どもの健康と成長こそ、ご家族の願いであり、お子様の人生の財産となり得るのではないでしょうか。
「サブラクセーション」とは脳・神経システムの働きの低下を引き起こす背骨の変位のことを指します。
出産までお母さんのおなかの中で守られていた子どもたちも、生まれた後は外界からの様々なストレスにさらされ、サブラクセーションが発生する可能性があります。
サブラクセーションが取り除かれると、脳・神経システムの働きは正常化され、治癒力や免疫力など身体に元々備わっている働きが全般的に改善することによって、症状や疾患が回復していくスピードが速まることを期待します。
赤ちゃんや子どもたちに見られる病気や症状に対して、ご家族の選択としてまず、薬やサプリメント、療育や手術など“外から働きかけ”が一般的でしょう。
これは、現代医学の特徴である各々の症状に、一時的または部分的にアプローチする対症療法的な考え方です。
それに対して、“外から”ではなく、人間に本来備わっている成長力や治癒力、免疫力を“内から引き出す”
それこそがカイロプラクティックの考え方であり、カイロプラクターとして、大人から子どもたちへ伝えるべき1つの健康の在り方だと私は考えております。
当オフィスにも向き癖や夜泣き、うんちのときいきめない、感情を表現するのがあまり上手じゃない、光や音への反応が鈍いなど様々な悩みを抱えたお子様とご家族がいらっしゃいます。
心と身体の健全な成長と発達にカイロプラクティックがお役に立てれば幸いです。
まずは一度、ご相談ください。
小児カイロプラクティックの先進国アメリカで行われた研究では、何らかの健康上の問題や主訴がなくても、病気の予防のため、健康に最適な成長と発達を目指すことを子どもがカイロプラクティックを受け始める理由とした家族が42.6%にも昇りました。
また、国際小児カイロプラクティック協会のリサーチで2007年10月のレポートによりますと、カイロプラクティックに通う0〜18歳までの子ども812名に対する7,436回の施術において、背骨に対するアジャストメント(調整)は、子どもに対して有効かつ安全であると結論づけられました。
興味深いことに、812名中の346名は健康維持のために受けているとされています。
残りの子どもたちは何かしら健康上の問題を抱えていたわけですが、最も多かったのは耳・鼻・ノド(呼吸器系を含む)の問題、次いで頚椎を含む筋骨格系の問題、消化器官系の問題が挙げられていました。
以上のように、病気や症状の治療としてではなく、「健康の増進」を目的としてカイロプラクティックが広く認知されている内容を含むレポートが多く報告されています。